2007年03月16日
⑲マーケティング(「ものづくり」と「売りづくり」)
③起業への目覚めでも「マーケティング」のことを触れました。「マーケティング」という言葉が
頻繁に使用されているにもかかわらず、「マーケティング」って何?と聞かれたら、的確に
答えられるでしょうか? 辞書で調べると「商品・サービスを市場へ流すための企業の活動。
消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定する
ことで、生産者から消費者への流通を円滑化する活動。」と書いてあります。
また、「市場調査・流通経路・広告なども含む製造計画から最終販売までの全過程」と書いてある
辞書もありました。「今後マーケティングに力をいれます」、「どのようにマーケティングをするかが
課題です」、「マーケティング力の不足」などとよく耳にしますが、実際は、何を誰がするのかが
わからないのが現状ではないかと推測されます。マーケティングをするスタッフを雇うより、
セールススタッフを雇ったほうがお金になる。マーケティングにお金をかける余裕がない。と思われ
ているのが一般ではないでしょうか?「マーケティング」=「(単なる)市場調査」と思い込んでいる
のが原因と思われます。そんな状況ではありますがマーケティングの必要性、重要性をわかって
もらい手助けする活動をしたいと思ってます。
日本は「ものづくり」に長けており、ものづくりが日本の企業の伝統であるような風潮があります。
もちろん否定はしませんが、良いものを作ることが「ものづくり」と勘違いしているふしもあります。
昨年、「売りづくり」という言葉を始めて聞き、「なるほど」と納得したことがあります。それは、
昨年9月に開催された「2006東京国際デジタル会議」の中のパネルディスカッション「ものづくり
サミット(後半)海外新興市場に狙いを定めよ」で松下電器産業の首席研究員の方が言われた
言葉でした。
「まず顧客がいて,マーケットがある。それを基にしてどうやってものづくりを進めるかが問題である」
と言われました。そして日本企業は現場のものづくり力を磨きその結果として製品が売れ、利益が
出るということ。しかし反面、欧米企業はまずは利益を出すことを考え、そのための製品を企画し、
ものづくりを活用するということでした。 消費者の求めているものを商品にする、いわゆる
マーケティングのことであり、あえて「ものづくり」に対抗して「売りづくり」という言葉を使用し、
「ものづくり」だけでは今後目覚しく発展する海外新興工業国には勝てないと判断したようです。
ものづくりが得意な日本ですが、世の中の流れは変化してます。消費財に限ったことではなく
産業財でも同じことが言えます。
過去の経験を生かし、「売りづくり(マーケティング)」に協力する仕事が出来ないものでしょうか?
*****************************************
ほっと一息お茶ブレイク -「お金が回らない、還元されない」-
ここ10年ほど、会社帰りに「ちょっと一杯」と言って寄り道することが全くなくなりました。
同僚達が自動車通勤となったのも原因ですが、2つ理由があると思っております。ひとつは会社の
同僚と飲んでも会社の話、人事の話、愚痴その他になってしまい、「自分はこれからこんな目標が
あり、現在こんなことをしているし、こんなことをしたい」と言っても、話題の継続性がなく、場が
しらけてしまうからあえて飲みに行かなくなったことです。また、若い連中とコミュニケーションが
取れなくなったことです。自分達が20代の頃は、会社帰りに飲みに行く先輩といっしょに帰り、
電車に乗る前に通勤経路のごとくお店に寄ったものです。
もちろんゴチになるためです。「お金は天下の回り物、お前らも部下が出来ればおごるようになり、
お金が次の世代に回っていくと」言われたものでした。お説教もありましたが、いろいろな話を
聞けて、こちらも意見を言って、その上ゴチになり楽しいアフターファイブを過ごしていました。
当時はお金がなかったためでもありますが.....
現在は、「若者はたとえゴチになっても会社の人と飲むよりは、親しい友人と飲むのがあたり前」と
言われていますよね。説教されるのがいやでしょうか?プライベートな時間まで、会社の人と顔を
合わせたくないのでしょうか?先日参加したコミュニティビジネスで、大学生の受講者が「社会人と
接する場、機会を与えるビジネスを考えたい」と言っていました。何か矛盾しているようですが
「社会人と接したい若者もいるんだ」と思いました。
普段会社では、報告事項、連絡事項がメールとなり、隣にいてもメールで連絡するといった状況と
なっています。よって、言葉を使ったコミュニケーションが取れなくなっています。
コミュニケーション手段はたくさんありますが、インタラクティブな手段は会話が一番です。
会話を通して、そのニュアンスで言いたいことがわかります。文字ではわかりません。せっかく
すばらしい言葉があるのですから、もっと使用しましょうよ。たとえそれが、飲みニュケーションで
あっても....
40歳代、50歳代の会社員はお金をあまり持っていないのは事実ですが、後輩にお金を回す・
還元したいと内心思っているはずです(昔、散々ゴチになったのだから)。
皆さん、先輩・上司におねだりしてみませんか?きっと何かが変わると思いますよ。
頻繁に使用されているにもかかわらず、「マーケティング」って何?と聞かれたら、的確に
答えられるでしょうか? 辞書で調べると「商品・サービスを市場へ流すための企業の活動。
消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定する
ことで、生産者から消費者への流通を円滑化する活動。」と書いてあります。
また、「市場調査・流通経路・広告なども含む製造計画から最終販売までの全過程」と書いてある
辞書もありました。「今後マーケティングに力をいれます」、「どのようにマーケティングをするかが
課題です」、「マーケティング力の不足」などとよく耳にしますが、実際は、何を誰がするのかが
わからないのが現状ではないかと推測されます。マーケティングをするスタッフを雇うより、
セールススタッフを雇ったほうがお金になる。マーケティングにお金をかける余裕がない。と思われ
ているのが一般ではないでしょうか?「マーケティング」=「(単なる)市場調査」と思い込んでいる
のが原因と思われます。そんな状況ではありますがマーケティングの必要性、重要性をわかって
もらい手助けする活動をしたいと思ってます。
日本は「ものづくり」に長けており、ものづくりが日本の企業の伝統であるような風潮があります。
もちろん否定はしませんが、良いものを作ることが「ものづくり」と勘違いしているふしもあります。
昨年、「売りづくり」という言葉を始めて聞き、「なるほど」と納得したことがあります。それは、
昨年9月に開催された「2006東京国際デジタル会議」の中のパネルディスカッション「ものづくり
サミット(後半)海外新興市場に狙いを定めよ」で松下電器産業の首席研究員の方が言われた
言葉でした。
「まず顧客がいて,マーケットがある。それを基にしてどうやってものづくりを進めるかが問題である」
と言われました。そして日本企業は現場のものづくり力を磨きその結果として製品が売れ、利益が
出るということ。しかし反面、欧米企業はまずは利益を出すことを考え、そのための製品を企画し、
ものづくりを活用するということでした。 消費者の求めているものを商品にする、いわゆる
マーケティングのことであり、あえて「ものづくり」に対抗して「売りづくり」という言葉を使用し、
「ものづくり」だけでは今後目覚しく発展する海外新興工業国には勝てないと判断したようです。
ものづくりが得意な日本ですが、世の中の流れは変化してます。消費財に限ったことではなく
産業財でも同じことが言えます。
過去の経験を生かし、「売りづくり(マーケティング)」に協力する仕事が出来ないものでしょうか?
*****************************************
ほっと一息お茶ブレイク -「お金が回らない、還元されない」-
ここ10年ほど、会社帰りに「ちょっと一杯」と言って寄り道することが全くなくなりました。
同僚達が自動車通勤となったのも原因ですが、2つ理由があると思っております。ひとつは会社の
同僚と飲んでも会社の話、人事の話、愚痴その他になってしまい、「自分はこれからこんな目標が
あり、現在こんなことをしているし、こんなことをしたい」と言っても、話題の継続性がなく、場が
しらけてしまうからあえて飲みに行かなくなったことです。また、若い連中とコミュニケーションが
取れなくなったことです。自分達が20代の頃は、会社帰りに飲みに行く先輩といっしょに帰り、
電車に乗る前に通勤経路のごとくお店に寄ったものです。
もちろんゴチになるためです。「お金は天下の回り物、お前らも部下が出来ればおごるようになり、
お金が次の世代に回っていくと」言われたものでした。お説教もありましたが、いろいろな話を
聞けて、こちらも意見を言って、その上ゴチになり楽しいアフターファイブを過ごしていました。
当時はお金がなかったためでもありますが.....
現在は、「若者はたとえゴチになっても会社の人と飲むよりは、親しい友人と飲むのがあたり前」と
言われていますよね。説教されるのがいやでしょうか?プライベートな時間まで、会社の人と顔を
合わせたくないのでしょうか?先日参加したコミュニティビジネスで、大学生の受講者が「社会人と
接する場、機会を与えるビジネスを考えたい」と言っていました。何か矛盾しているようですが
「社会人と接したい若者もいるんだ」と思いました。
普段会社では、報告事項、連絡事項がメールとなり、隣にいてもメールで連絡するといった状況と
なっています。よって、言葉を使ったコミュニケーションが取れなくなっています。
コミュニケーション手段はたくさんありますが、インタラクティブな手段は会話が一番です。
会話を通して、そのニュアンスで言いたいことがわかります。文字ではわかりません。せっかく
すばらしい言葉があるのですから、もっと使用しましょうよ。たとえそれが、飲みニュケーションで
あっても....
40歳代、50歳代の会社員はお金をあまり持っていないのは事実ですが、後輩にお金を回す・
還元したいと内心思っているはずです(昔、散々ゴチになったのだから)。
皆さん、先輩・上司におねだりしてみませんか?きっと何かが変わると思いますよ。
Posted by walt at 23:58│Comments(0)