2009年12月16日

257) 規格外農産物の行方

日曜日に引き続き本日もミカンきりの手伝いに行きました。同級生の知人から昨年に
引き続き依頼されたわけです。ここでは、青島、はるみ品種とポンカンを栽培して
います。青島は12月に切り取り、普段は年を超えた1月から出荷されます。保管する
ことによって、甘みが増すそうです。しかし、今年は少し異変があったようです。
それは、例年になく色づきが良く、12月も早いうちに切る取らなければならなかった
そうです。それは、ポンカンにも言えることで、こちらの農家では今週中に切り終え
たいとのことでした。今年のかんきつ類は昨年の裏作と反してなり年で、摘果も多く
したそうですが、それでも多く実ったそうです。結果として小ぶりのポンカンが多く
なったそうです。

日曜日と今回ともポンカンを切りました。切り取ったポンカンをLサイズとその他に
分けました。Lサイズは少なく、ほとんどがMサイズ以下でSサイズが多かったようです。
今年のように小ぶりが多いと出荷する量が減ってしまい、規格外の処分に苦労する
そうです。昨年は規格外を買い取ってくれた業者がいたそうですが、捨てることも
多いとのことでした。現在当方はお茶の生産農家販売支援サイトを準備していますが
お茶乃シーズン以外にお茶意外の農産物も販売ができればと考えていますので、この
ポンカンも一つの商材になるのではと思った次第です。来年の秋にその企画をしたい
と思っています。

お茶の生産農家販売支援サイトはおおむね出来上がり、今後は参加農家さんを募る
活動をする予定です。現在はサンプルサイトになるようなデータをいれていると言った
状況です。本格稼働するためにも、コンテンツを充実しなければなりません。

  


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2009年11月10日

244) お茶の生産農家販売支援サイト

当清水産業情報プラザに入居した時提出したビジネスプランに「お茶の生産農家の
販売支援サイト」を書きました。これは当方のお茶の仲間と考えていたプランでも
あります。そのテンポラリー版が出来上がり、テスト的に入力してバグを見付け
たり、使い勝手についてチェックをし始めました。そして、本日そのWebサイトを
制作したWebエンジニアと打ち合わせを持ち、入力時の不便さや、画像のサイズ、
レイアウト、コンテンツ追加などを話し合いました。いわゆるシステムチェックを
したわけです。

一般的に生産農家さんはお茶の生葉や荒茶として出荷します。その後、市場や直接
取引によって茶商さんへ販売されます。そして火入れされてブレンドされ、我々
消費者に販売されます。ブレンドが茶商さんの腕になるわけです。茶商さんから言わ
せれば、消費者の嗜好、要望にあわせていると言うでしょう。しかし、生産農家さん
から言わせれば折角丹精込めて栽培し、作ったお茶がブレンドされることによって
その特徴(価値)が失われてしまいモチベーションが下がってしまいます。特に今年
は生産価格が極端に下がりました。通常生産価格が下がれば消費者価格も連動して
下がるはずですが、消費価格が下がったとは思われません。昨年より良いお茶を使用
しているゆえ、実質下がっているというかもしれませんが、それは納得できません。

そのようなわけで、生産農家さんとしては可能であれば直接販売をしたいと思って
いるのですが、販売ルートがないという問題を持っています。在庫をするより、早く
現金化したいという気持ちもあり、直接販売には踏み切れないのです。そんな生産
農家さんの手助けとなる支援をしたいと思ったからです。まだまだ、手直しをしな
ければならないことが多いのですが、早く完成させたいと思います。




  


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2009年10月17日

228) グルメアンドダイニングスタイルショー

今日久しぶりに東京ビッグサイトに行ってきました。グルメアンドダイニングスタイルショーの
視察に行ってきました。視察というよりお手伝いといっったところです。農商工連携人材育成
講座の受講生がこの展示会でお茶を紹介するとのことで勝手に押しかけて試飲の手伝いを
してきました。この展示会場に10時過ぎに入ったのですが、その入場者の少なさに驚いて
しまいましたが昼過ぎからはそこそこの入場者があり(同時開催の展示会から流れてきた
ため)多くの人にお茶を飲んで頂きました。試飲会場にはお茶の実が置いてあったのですが、
ほとんどの人が「これ何ですか?」と聞き、「お茶の実です」と答えると「初めて見た」との
回答が多くありました。只、お茶の実に利用価値がないことが残念でなりませんでした。

業界の方がもう少し多く来場するのかと思いましたがそれほどでもなく、単にお茶を飲まれる
方が多く、今後の商談に結びつくのは多くはなかったのではと思いました。でも、今回の目的
はしっかりできたのではない勝と思いました。中には、新茶をてんぷらで食べるととてもおいし
いので、送ってもらうことはできるのか?新型インフレエンザ対策にお茶の香りのするエキスを
抽出し、用品に応用できないか?等の問い合わせがありました。多くの自治体の出店が多く、
それぞれの地域での特産品作りに力を入れている事がわかりましたが、その点では静岡は
あまり積極的でないことがうかがえました。

顧客の意見を聞くこと、ヒアリングをすることがとても大事です。今回の出展者は過去得意先で
ある茶商さんの言うことを聞いているだけでしたが、このような場でヒアリングをすることにより、
自分の耳で情報を確かめることができるため、ようやくその重要性を認識し、次に役立つ販促が
できたと思っているに違いありません。多くの生産農家がこのような考えを持ってくれると業界が
変化するのですが、期待できないものでしょうか?




  


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2009年06月15日

145) 後発酵茶(黒茶)

前回の酵母と麹菌の話はお茶に関することでした。現在、我々は日本茶(緑茶)を中心に
ウーロン茶、紅茶を飲んでいます。ウーロン茶も紅茶も基本的には茶葉は同じで、製造
工程の違いによりできています。ウーロン茶、紅茶は生の葉を日光干しして萎調という
発酵(厳密には体内酵素の酸化)をさせ、香りをださせ、その後お茶の葉を揉んだ後も
体内酵素の酸化作用により発酵させます。その工程の途中でやめ乾燥させたものがウー
ロン茶となり、十分発酵させ赤くさせたのが紅茶となります。昨年当方のお茶のクラブで、
やぶきたの葉で紅茶を作った経験があります。

今回の菌を使用したお茶は黒茶と言って中国のプーアール茶のようなお茶のことで、カビ
(菌)により発酵させたお茶で、後発酵茶と呼ばれています。知り合いのお茶の生産農家
さんがこの発酵茶づくりをしてみたいということで、先週より調べ始めています。本日は
以前お茶の試験場に勤められていた方に電話して、その発酵茶に詳しい人を紹介してもら
おうと思いました。試験場ではずいぶん前に研究したそうですが今では研究していないとの
ことでした。そのため、当時の研究者の名前を教えてもらいました。その後、2か所ほど
電話して当時の研究者と話をすることができました。結果としては、日本でも昔から富山県
や四国で作られている黒茶(後発酵茶)に似たものは製造が簡単にできるが、香りや、味を
作り出すには最適なカビ(菌)を見つけ管理し、実験しなければならず、又、衛生管理も
考えるとそこそこの投資をしなければならず、事業化するには難しいのではないかとの
回答でした。

仲間の生産農家さんととりあえず、実験だけはしてみたいと思っています。さてどんなお茶
ができることでしょうか?
  


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2009年05月29日

133) お茶の生産農家さんとの話

昨日は朝からの雨でした。以前ドイツの知人から、お茶に関してのメールがありましたが
その中で「静岡産は裾ものが多い」との評価であることにショックを覚えました。
宇治が高級品という認識でした。多分、静岡産の良いお茶を過去持ち込まなかったのか
それとも、セールスプロモーションがうまくできていなかったのではないかと推測され
ました。ドイツはGlobal GAP(農業のISO)の認証が厳しいと聞いていますので、まだ多く
の日本茶は輸出されていないのではないかと思われます。そんなこともあり、当方の
知人で、無農薬、無化学肥料を長年取り組んでいる生産農家さん(実際は有機栽培をして
いるのですが、JASの認証を取っていないため「有機栽培」と謳えないようです)にドイツ
の知人の評価のことを伝え、静岡のお茶をサンプル試飲として送りたい旨伝えてありました。

5月の中旬まではお茶の生産に忙しいため、それ以降に話をすることにしていました。
そして、雨の日であれば作業をしないため、打ち合わせをするのに都合が良いことを確認
しており、結果昨日、ようやく会うことができ、いろいろなお茶の話をしました。
普段無農薬・無化学肥料(有機栽培)のお茶は飲んだことがなかった為、その違いを飲んで
知りたかったこともあります。生産者の方曰く、土壌作りにも一番良い方法を選択している
とのことでした。また、お茶の新芽は若干黄色かかっているとのことで、又、仕上げ工程で
ある火入れをすることで香気が増すのですが、火の入れ方もやや強めにしているとのことで
した。深蒸し茶ではないため、鮮やかな緑色の水色のお茶ではなく、山吹色の特有のお茶
でした。

3種類のお茶を50gにして2袋づつ頂き、それをドイツに試飲用として送ることとしました。
ドイツ人のお茶(日本茶)に関する文化、風習が違うため、飲み方も違うはずです。よって、
今回のお茶にどのような反応があるか楽しみです。否定的な意見としてもれは、受け入れる
つもりです。日本人好みのお茶との違いがわかれば、ドイツ人好みのものにすればよいから
です。ドイツの知人にはインボイスの書き方を再度確認して国際郵便で出荷したいと思います。

  


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2009年05月11日

120) JGAP(日本の適正農業規範)

農業のISOとしてNPO法人日本GAP協会が提唱するJGAP(日本の適正農業
規範)の講習会に参加してからすでに2か月経過してしましました。テストがあり、
それを送付しなければならないのですが、すっかりさぼってしまいました。
本日、ようやく問題集をあけ回答を始めましたが、意外と難しく、てこづって
います。なんとか明日半日かけて回答したいと思っています。このテスト結果
により、合格すればJGAP(日本の適正農業規範)の指導員になれるのですが
果たしてどんなものでしょうか?今後の生産農家販売支援プログラムには
必要な資格なため、なんとか合格したいのですが、記述問題がうまく回答でき
ません。困ったものです。

以前秋葉原に「九十九ロボット王国」というロボット専門のショップがあった
のですが、そこで働いていた知人と15年ぶりに2月の東京の展示会で合い、
旧交を深めました。その彼が辞めて独立すると言っていたのですが、その情報が
日経BPネット経由で入ってきました。見出しに「秋葉原にロボット専門の新店舗
名物店長が立ち上げ」とあり、まさかと思ってクリックすると彼がオープンさせ
た記事でした。早速コンタクトしてお祝いを言いました。とても嬉しいことです。

そのロボット専門店は「Robot Shop テクノロジア」と言います。
もし、二足歩行ロボットや、その他ロボット関連に興味がある方は是非Webに
おとづれてみてください。

Robot Shop テクノロジア:http://www.technologia.co.jp

  


Posted by walt at 18:08Comments(0)生産農家販売支援