2007年03月10日

⑬日本茶の勉強会

今日は「しずおか日本茶アドワンクラブ」の月に一度の定例会の日であり、Benestの会議室に
集まり、「放置茶園再生プロジェクト」、「GWのイベント」に関して報告し、そして品種茶
4種類と新茶1種(温室栽培の新茶が手に入ったので)、中国茶の合計6種のお茶の試飲をしました。
日本茶の80%弱が「やぶきた」と言う品種ですが、そのほかたくさんの品種があります。
今回は「くらさわ、かなやみどり、おくひかり、おくみどり」といった品種のお茶を飲みました。

ところで「静岡と言えばお茶」というイメージがまだまだ続いておりますが、近い将来「お茶と
言えば鹿児島」ということになり兼ねない状況になっていること知ってますか?茶どころ静岡が
危ぶまれています。現在お茶の作付け面積では静岡がトップですが、年々作付け面積が減って
います。また、九州の鹿児島、宮崎が作付け面積を増やしてます。生産量も現在静岡はトップ
ですが、生産高も若干減少しており、九州産地は増えています。10アールあたりの収入も鹿児島
では静岡の2倍近くあり、大規模農園を中心に機械化された経営がされています。ペットボトルの
お茶でシェアNo.1の伊藤園は九州に100haのお茶園を確保し、農家の人たちとお茶づくりをして
いるとのことです。静岡のお茶はペットボトル用お茶にはあまり使用されていないとのことです。
静岡に生まれ育った自分としてはこの現状が非常に寂しく思い、何らかの形で日本茶の普及に
役に立てないものかとお茶の勉強を始めたところです。お茶関連の仕事をしているわけではない
ので、何ができるかはわかりませんが、消費者の立場で少しでも役に立てればと思っており、
クラブの仲間とも、いろいろと議論しています。ペットボトルのお茶を飲む機会が増えたことは
喜ばしいことです。ペットボトルだけではなく、リーフ茶を飲むことを期待してます。
会社でも茶葉をテーパックに入れ飲んでます。
茶葉を水出しにして飲んだことありますか?とても味わいのある、そしておいしい緑色のお茶が
できます。時間が経つと茶色くなりますが、試してみませんか?


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ほっと一息お茶ブレイク -しずおか日本茶アドワンクラブ-

実は、どうしてお茶に興味を持ち始めたかというと、「しずおかマーケティング研究会」の仲間と
昨年、2006年度のテーマを決めることになったのですが、「静岡で活動しているのだから、やはり
日本茶のマーケティングが良いのでは」ということになりました。我々は静岡に住んでいるにも
かかわらず、当たりまえのように日本茶を飲んできたのですが日本茶のことはあまり知らず、
日本茶のことを調べるにつれて、奥の深いものであり、又、複雑な流通であることが解かり、
マーケティングのテーマとしてはとても難しいのではと感じました。しかし、まずは日本茶の勉強を
しなければ話が始まらないと思い、同研究会の仲間である自称自由人のIさんと日本茶インストラク
ター協会主催の「日本茶アドバイザー養成講座静岡校(全10回講座6月開講)」を昨年6月から受講
しました。10月1日にアドバイザーとして認定されましたが、受講者のほとんどが茶業関係者では
なく、サラリーパーソン、OL、主婦、年金受給者などで、年齢も20代から60代と様々であり
「日本茶のスキルアップのため、今後も日本茶の勉強を継続的に勉強しよう」ということから、
アドバイザー仲間で任意団体である「しずおか日本茶アドワンクラブ」を昨年10月に発足し現在に
至っています。
活動は月に1回の定例会で各種お茶の試飲と情報交換をしています。又、生産者の苦労も知らなけ
ればお茶のことを語れないということで、放置茶園の再生プロジェクトも開始しました。
  


Posted by walt at 23:13Comments(0)