2007年04月25日

59) 「ものづくり」と「コトづくり」

前回「売りづくり」といういわゆるマーケティング関連「売る仕組みづくり」の話をしたと思いますが、今
回「コトづくり」という新しい言葉が使われていることを聞きました。この「コトづくり」は講演でセイコー
エプソンのビジネス機器企画推進部副主幹の坂井氏が強調していたそうですが、「スマイルカーブの
なかで、日本の製造業はこれまで得意だった「中央部」(製造や組み立て工程)だけでなく「両端」(左
端はマーケティング・製品およびビジネスモデル企画、右端は販売やサービス)にも力を入れるべき
だとして、この「両端」を「コトづくり」と呼んでいます。又、「コトづくり」は設計情報でもあると言っていま
す。「こういう『モノ』を造りたいという想い(コト)から始まり、設計(コト)が具現化して『モノ』になり、組
み込んだソフトウエアという『コト』が『モノ』に注入されて、『モノ』が機能するのだそうです。この過程で
設計や、仮想試作品の作成に使われるものが『コト』の塊であるとの事です。
なんか堅苦しい表現、文章になりましたが、要するに今まで日本は「ものづくりにっぽん」と勝手に言
ってきましたが、現在の多様化の世の状況では単にものづくりだけを強調しても成功しないということ
です。いわゆる設計段階からの「コトづくり」と「ものづくり」、そして「売りづくり」が伴わない限り日本の
製造業は今後諸外国、特に韓国、中国に太刀打ちできないということです。いいものを作るだけでは、
もう買って(儲かって)くれないということです。
これまでマーケティングの視点のみで考えてきましたが、これからはそれだけでは無理かも知れませ
ん。では、どうしましょうか?

スマイルカーブとは
横軸に製品開発から販売/サービスに至る工程,縦軸に製品の付加価値をとって図示すると,両側が
持ち上がった曲線が描かれます。それが人が笑ったときの口のような形なので,「スマイル・カーブ」
と呼ばれる

*****************************************


ほっと一息お茶ブレイク - 独り言 -

この頃(かなり前からですが)欲しいものがなくなってしまいました。裕福な生活、満ち足りた生活を送
っているわけではありません。消費行動が多様化しているとは言うものの、欲しいと思うものがありま
せん。強いて挙げると37インチか40インチの薄型テレビとホームシアターセットぐらいですが、別に
テレビが壊れたわけではないし、この所DVDを借りてきて映画を観ることが減ったため、今なくても困
りません。物欲もなく又、特に食べたいものもありません。妻から「今晩何食べたい?」と聞かれます
が、いつも回答は「別にない」、「うまいもの」です。うまいものと言っても何がうまいものか選べませ
ん。飽食の時代と以前から言われていますが、もったいないが先に浮かびますので、飽食ではないと
思っています。年齢のせいでしょうか?それとも生きがいがないからでしょうか?年齢と共に欲がなく
なるのであれば解りますがそうとは思えません。
生きがいは沢山あり、やりたいことばかりです。もう50歳ではなく、まだ50歳です。
行きたいところもなくなりました。以前は、旅行ガイドブックやWebで素敵な場所、良いホテルを探す
のが好きでしたがこの所ほとんど興味がなくなっています。旅行もちょっと面倒と言った感じです。
もしかしたら、現在色々な事をやり過ぎていて、充実しているのかも知れません。平日夜の時間、
土、日曜日の時間が足りません。これって正常でしょうか?

  


Posted by walt at 23:22Comments(0)